
「今の子は共同生活が苦手」
なんて言いますけれども、
今の子でない僕も苦手でしたよそんなの。
女子ばっかりというのも疎外感ありますしね。
いじけとるわけやない、
と言おうと思うんですが、
何だか疲れてしまって黙っていました。
全然ひとけはなくて、
素晴らしい場所でした。

「今の子は共同生活が苦手」
なんて言いますけれども、
今の子でない僕も苦手でしたよそんなの。
女子ばっかりというのも疎外感ありますしね。
いじけとるわけやない、
と言おうと思うんですが、
何だか疲れてしまって黙っていました。
全然ひとけはなくて、
素晴らしい場所でした。
美術部夏合宿の夜、海辺の風景が広がる。セキグチは、一人でいるハセガワに対して「また一人でいじけとんのか。何が気に入らんのか知らんけど帰れやもう。」と苛立ちを露わにする。その背後には、怯えた表情の美術部員が隠れている。ハセガワは他の部員から離れて座り、一人で線香花火に火をつけている。別の部員がハセガワに「部長。」と声をかける。