
強くなったのか、弱くなったのか、自分ではよくわからない。
ただ、自分の身に起こったことを全て自分自身で受け止める時間はあった。
あんまり考え込むこともなくなったし、
不安で眠れないこともなくなった。
そのかわり、人を好きになる力は弱くなった。
だから特に嫌いな人もいない。
嫌いになれるほど、好きにもなれない。
僕は家内ちゃんと歩く。
手を繋いで歩く。

強くなったのか、弱くなったのか、自分ではよくわからない。
ただ、自分の身に起こったことを全て自分自身で受け止める時間はあった。
あんまり考え込むこともなくなったし、
不安で眠れないこともなくなった。
そのかわり、人を好きになる力は弱くなった。
だから特に嫌いな人もいない。
嫌いになれるほど、好きにもなれない。
僕は家内ちゃんと歩く。
手を繋いで歩く。
夫と家内ちゃんが手をつなぎ、田舎道を歩いている。ナレーションでは、大人はつまらなくない、ただ失敗や間違いをしなくなるだけだと語られる。次のコマでは、夫と女性の顔がクローズアップされ、女性は過去の選択を全て間違えた「あのころ」を許し、いつまでも描いていたいと心の中で語る。切ない心情が描かれている。